●【久々の番外編】隠れ里の文芸派イタリアン(その2)~京都・亀岡「チンギアーレ」
さて(・。・; ワタクシとダーリンさんのディナーも半ばに差し掛かり、テーブルフラワーにもようやく陰が差してまいりました・・・
外はもうとっぷり日も暮れて。ライトアップされた庭の木々に、昔の落ち着いた日々をチョッピリ思い出したりして・・・(・。・)
え~(~。~)では!
メインに移る前のパスタの代わりに、リゾットという手もありましたが・・・
ワタクシは‘サザエのペンネ アラビアータ’をチョイース!!なんせ、前菜でサザエを食べ損なっておりますものね(-。-;
ペンネはサザエと同じ硬さに茹で上げていました。おみごと!
レッドペッパーは控えめ・・・トマトソースの酸味を前面に。
メインです。‘牛ほほ肉と緑野菜のコトコト煮’がストウブ社のココット鍋で出てきました(^◇^)/小さいけれどもどっしりと重たい鉄鍋です。ミニチュアみたいでかっわいい~♪
横から一口失礼~(◎。◎; 適度な粘りのコラーゲン。味付けもコクがあって塩辛くなく!これは美味しいですね~・・・・あ~(-。-)
こちらワタクシのメイン。‘鳩の炭火焼’・・・鳩って鶏よりも歴史の古い食用鳥なんですよ~☆
あら!?フィンガーボールが出てきませんが・・・まあ「京のはんなり 亀岡のざんぐり」と言うそうですので気にせずに、ガブリ!!
ワイルドな歯ごたえに、上品で力強い味付けです!
デザートは、ホワイトチョコのムースと苺のコンポートそれにレモンのシャーベットです。
赤ワインに漬けたシャープな苺にふんわり優しいホワイトチョコのムース。絶妙の組み合わせでした。
エスプレッソでゆったり~。このカップ、独特のデザインだと思っていたらギリシャ製でした~(^。^m ギリシャ!!って感じ、しません?
ではさて・・・と、ここで→「楽々荘」の鳥さん (鳩さんじゃあありませんよ><) から・・・建物の中を案内してくださるという嬉しいご提案が・・・・\(^◇^)/
まずはじめに、昼間見たこの洋館の二階・・・
ひぇ~(’O’↑ 階段の吹き抜けのあの窓から外を見るだけのための廊下がありますよ~☆
ポールは樫の木でしょうか?かなり硬い木に優美なリボンを巻きつけたデザインの彫刻が施されています(◎u◎)
わっ!時代を感じさせますね~。そしてなんと!この部屋でさっきと同じディナー、さらにランチも楽しむことができるんですよ!!
壁は絹織物・・・いつの時代のものなのか古めかしい絵もかかっています。
実はこの部屋。元の主→田中源太郎さんの子供時代の部屋だったそうです(><; わ~い!って走り回ったおられたんでしょうか(^◇^m
もう外は真っ暗になっちゃいましたが・・・バルコニー。お昼寝にピッタリの椅子が・・・。鳥さん、仕事中こっそりここで眠っちゃいたくなりませんか~?
「いえいえ!そんな~><;
・・・・この小さなガラス窓一つ一つ、当時のままなんですよ。もし、庭の木の枝が伸びて風で揺れて割れたりしたら・・・とか気を使いますね」
「この屋敷にあるものはすべて明治38年からの記録しかないんです。ですから・・・これなんかお茶会で普通に使っていますけれど、記録のないものはどれだけ古いものなのかまったく分からないんですよ」
へ~・・・しかしどの時代のものでも趣味がよく似ているのが面白いです。陶器は素朴でしっかりしたもの。絵画はやや中国風なもの・・・田中家の家風なんでしょうね。
このカーテンも当時のままだそうです。
復元されすぎてレプリカのようになってしまった文化財を見すぎてきたので、こういうのは嬉しいですね!
時空を越えて・・・遠い時代の幻想を見るかのようです(~。~)
長い廊下をくねくね歩いてふと出た先は・・・
あ、人の気配が。
「今日はお泊りの方が・・・」
しーっと静かにお邪魔しないように後ずさりして。
→「楽々荘」は泊まることもできたんですね~(^◇^m →「エスクァイア」の“美しい日本のリゾート”という特集記事で紹介されているではありませんか!
誰も泊まっていない部屋に案内していただきました。
障子の下を開けることができるのがいいですね(^O^)
ゆったりと6人は座ることのできる掘りごたつ・・・12畳の部屋です。
お抹茶を立てるための小さなお水屋もついて・・・
「寝室はこちらになっております」
ええ(◎。◎; まだもう一つ部屋があるの!?
ありゃ~(@@ もう人が寝ているのかと思うほど膨れたお布団。その向こうがお風呂。
5畳か・・もう少しあるでしょうか・・・。天井が全面ガラス戸になっていて開けると露天風呂が楽しめます。
で、これは別の部屋。お風呂の前にあった坪庭です。
はぁ~\(-O-)/もしここに泊まったら・・・
翌朝には牡丹の花に挨拶して・・・美味しい朝ごはんの後は・・・
この表玄関から亀岡の町を散策に出かけるんでしょうね~~~((^◇^)V
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チンギアーレ
京都府亀岡市北町44 楽々荘内
TEL 0771(22)0808
営業時間 12:00-14:30(L.O)
18:30-21:30(L.O)
夜のメニュ~☆メニュ~のチョイス☆
おすすめワイン♪食前酒・ビール・ソフトドリンク・ミネラルウォーター♪スパークリングワイン♪白ワイン♪赤ワイン♪デザートワイン・食後酒♪
コメント
この写真を見ていると・・・
のんび~り泊まりたくなっちゃいますよねっ!
バルコニーの籐の椅子でシャンパン飲みながらお昼寝したい気分です~!!(^^)!
Posted by: ヒカル | 2008年5月 2日 19:15
☆ヒカルさん
私も畳のいい香りをかいだ時、あ~ここでゴロゴロした~いって思っちゃいました(><
バルコニーってこうやってガラス戸で覆うと、幸せ、ネムネム~(~。~)ですね。
なんにもしない小旅行っていうのもいいですね~♪
Posted by: 早坂 | 2008年5月 2日 22:10
早坂さん、私は鳩って食べたことが無いのですが、クセなど無いのでしょうか?
見た感じではしっかりした肉がついていますが、食べるところが少ないイメージがあります。
味付けが強いとの事でしたので、ニオイなどのある味なのかな?
Posted by: やじきた | 2008年5月 3日 09:22
☆やじきたさん
やじきたさん、だ~いじょーび!クセやニオイはありませんよ。地鶏の旨味を2倍にした感じでした。ウズラはときどき淡白すぎるな~と感じることがあるのですが、これはかなり美味しかったです。特にムネ肉が!!
この鳩はよく公園で見かけるダヴというものではなくて、ピジョンと呼ばれる食用の鳩ですのでもし機会があれば安心してぜひぜひ食べてみてくださ~い(^◇^)/
Posted by: 早坂 | 2008年5月 3日 10:32
早坂さん、ますます素敵なお店だったのですね・・・重厚感ありすぎ、私みたいなものが、行くとそわそわしてしまいそうです・・・(想像してしまうのが図々しい?!)
で、ハトって、そうだったんですねー!びっくり!!ピジョンの方は食用なんですね。。。
これはとても安心しました。ダヴは、洗剤の名前だけで、いいですわ(街中のハト、苦手です)
Posted by: kn_der | 2008年5月 7日 21:09
☆kn_derさん
そぉ~んなことないですよ!kn_derさんのような趣味人にこそ堪能していただきたいお店です(・。・)
戦後の農地改革、財閥解体でこのお屋敷も人手に渡るところだったそうですが、亀岡の人たちが見ず知らずの人の手に渡って変えられてしまうのがいやで有志を募ってみんなでお金を出し合って自分たちで買ったんですって!!
それほど田中源太郎さんってみんなに慕われていたんですねー(;O;)いい話でしょ~。
維持費捻出のためにお店や旅館になったのはつい最近のことだそうです。
鳩は胸がおいしいですよ~。鳩胸(^◇^m
中東に行くと古代から塔の形になった巣で食用の鳩を飼っているんですって~☆
Posted by: 早坂 | 2008年5月 8日 23:57