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2010年1月19日

●"ザ・シェフリンクⅡ" 第35弾!!芦屋に店を構えて20年☆まっこう勝負な正直フレンチ!!「シェ・モリ」\\(^Q^)

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「シェフのお人柄が、前面に出ているお店です~♪ 」
とご紹介いただきました(^▽^)/
"ザ・シェフリンクⅡ" 第35軒目のお店。芦屋はフランス料理→「シェ・モリ」!

ご紹介くださったのは→「近藤亭きっしゅや」の近藤シェフで~す(^▽^)/

阪神は打出駅のすぐ北。
実はこのお店、以前から気になっておりました。ドアの横。ガラスケースなんか覗いてみちゃったりして(>▽<)O でも! "ザ・シェフリンク" でたどり着くまでここへは行かないぞ~☆ と心を鬼にし・・・

ところで、阿保親王の墓とされる古墳がありましたね↑ 古過ぎて (1,500年くらい前) 誰の古墳なのか、真相はよくわかりませ~ん(^▽^;

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落ち着いた店内。
このお店、オープンしたのは1991年。つまり今年で丸20年。
33歳だったオーナー、森澤シェフも53歳に!

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真っ白なクロスまばゆい、今回のワタクシのお席(^▽^)/

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真紅のカーテンに房のついたタッセル ♪ 懐かしさ。じゅわっと感じます。

「若いときは若い感じの内装でしたが、自分の年齢に合わせて1年前に全面改装したんです。厨房もすべて新しくしました」

ええー厨房もですか(◎。◎)/すごい!

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オーナーの森澤武治シェフでーす\\(^▽^)

マダムいわく・・・
「結婚して20年になりますが・・・この人が声を荒げたり誰かのことを悪く言ったりするのを聞いたことは、ただの一度もないんです」
ええー それも(^◇^)V すごい!

と、言うことは・・・。お店も20周年、結婚も20周年~☆
「いえ・・・。ボクは一度に一つのことしか出来ない人間ですから、店を持つまで結婚はしないって決めてました。自分の店を持ちたかったんです」
おお~(^▽^* マダム、幸せ!

ところでお店の名前、なぜ 「シェ・モリサワ」 じゃなくて 「シェ・モリ」 なんですか?
「覚えてもらいやすいように、です。修行していた10年、ずっと 自分の店は" シェ・モリ" にしようと思っていましたね」
その10年って、わくわくでしたでしょうね ♪
「ええ。目標があって。でも今も毎日、わくわくですよ。その時代時代に、真面目に精一杯料理を作り続ける・・・。その日の食材を毎日、自分で仕入れに行く。 じゃあ、ボクはこれで・・・お料理を作ってきますね」
うわ!わくわくするなぁー(^Q^)

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さっそく出ました!前菜3品~☆

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熱いのがご馳走!!
ハフハフッ!国産マッシュルームのスープ。温まります(~。~))

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琥珀色に輝いておりますのは鹿の骨のコンソメ・ジュレ ♪
蝦夷鹿のテリーヌを半分に切って、自家製胡麻パンに乗せ・・・。お肉の旨味と噛みごたえ、しっかり。フランス料理の王道を行っておりますね!これは。

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さらに、パリジャンと岩手産白金豚のリエット。
ねっとりシットリ、上品でなめらかですぅ~☆

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焼きたて!プティ・パン、2種類。
今はサービス修行中。コックの下地さんが毎朝こねてます!
「これはフランスパン専用のリスドールという小麦粉で作ってるんです(^。^*」
下地さん。お仕事、楽しそう ♪

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ひょえ~(@Q@))) 二皿目の前菜。すごいです~☆
「35種類のお野菜に、魚介類は10種類をご用意いたしました。ドレッシングは5種類です」

ええ~っと。わかりますか・・・
左端の丸いのは安納芋。あと菜の花に水菜、黒大根。レディースダイコン、スナップえんどう、柿にミニアスパラ・・・モロキュー、小カブ、トマトにパセリ。茄子、黒オリーブ。レモン、ニンニク、ケッパーに絹サヤ。ベビーリーフ8種類。さらに、さらに・・・

手前はレア気味にポッシェ(茹でる調理法)した蛸。右端はサーモンをマリネに!そして、そして・・・

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サクッと見事に揚がったワカサギのフリット。天麩羅専門店も顔負けの軽さです!

ポイント的に美しく散ってるお野菜はレッドキャベツ スプラウト!甘みがあって噛みしめるとほんのりキャベツの風味♪
「盛り付けはピンセットを使ったりして、このあたりになると・・・私にはも~分からない世界です(>▽<)O」
マダムも喜びに満ちたあきれ顔 ♪

それにしてもすごいスピードで盛り付けたんですね。ワカサギ、熱々ですもの!

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ズワイガニのタルタル仕立て♪
蟹身のエッジが立ってます!ここで気づいたのですが・・・
「いや~。ボクは冷凍は一切使わない主義なんです」
やはりそうでしたか\\(^◇^) 生の蟹をボイルしてほぐしたんですね・・・気の遠くなるようなお仕事!!

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フェーヴ・・空豆ですね。
白いフリルは、アンディーヴの葉の先・・・かな?赤いのはたぶん、トレビス。

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塩漬けのイクラ。
イクラの風味が、山芋の粘りでボリュームアップしてますよ~(^Q^)/

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マグロの炙りに、オニオンの香り漂うシブレット。

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むかご、発見(^Q^)V

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牡蠣はムニエルですね~☆ 生で食べるよりもお味、濃厚!!食べ応えあり。
一緒にフォークに乗ってるのはエンダイブかな?

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自家製カラスミに、赤紫のトレビスとセルフィーユ・・・

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これは!芳ばしい。キスのグリル(^Q^)))

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ホタテもグリル。甘くて、いい香り♪

大きなお皿をぐるっと食べて・・・まろやかなドレッシング(~Q~)爽やかなドレッシング(^Q^)と、一皿にストーリーがあるんですよ~☆
素材の持ち味と調理法の違いが生き生きと踊っているような、弾んでいるような一皿でした!!

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さ~て、お待ちかね。お魚のメイン!
淡路産。天然スズキのポアレでっす(^Q^)/

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ソースは3種類。
サフランとオリーブオイルを乳化させずに合わせたソース。そして緑色はパセリとホウレン草のソース。ぽってり甘いタマネギのソース。

ソースもドレッシングも、組み合わせにちゃんとした理由が見えますね。ただいろんなソースをお皿に盛っても、このお味は出ないっしょー(・▽・)V

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皮目パリッと!中はジュ~シー・・

下に隠れていたのはカボチャのリゾット♪
米の旨味もしっかり、アルデンテ。
お米が丸いのでイタリア米かと思いきや・・・森澤シェフの故郷、京都は福知山のお米でした(^Q^)ノノ 調理の仕方でこうも印象が変わるものなんですね!!

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付け合せは、鮮やかな紅芯大根に黄色いズッキーニ。こうした手に入りにくいお野菜は朝の市場ではなく、岡山の有機農家から!

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ついに!お肉のメイン\\(^◇^)
蝦夷鹿の網焼き ソース・ポワヴラード♪

「この鹿は北海道の知床で犬を使わずに捕まえた3歳から4歳くらいのものです。犬を使うと味に影響するんです」
それならば!!せひ、内臓も食べた~い(^Q^)/
森澤シェフにお願いして登場いたしましたのがこちら!レバー(左端と右上)に・・・右端心臓。

驚き!!レバーって普通、クニョッとしてるものでしょ?それが、蝦夷鹿のレバーは歯ごたえシャッキシャキ(@Q@!! こんなのはじめてですぅ~。めちゃくちゃ美味しい♪

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蝦夷鹿は3月までの季節もの。今のうちに食べておかなくっちゃ~☆
それにしてもグリル。香りの素晴らしいこと!!きっと新しい厨房、見ものでしょうね♪

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ところで、下地さ~ん。上の、この粉はなんですか?
「松茸のパウダーです。付け合せのソースはジャガイモと赤パプリカです」
じゃあ、お肉にも松茸のパウダーつけちゃえ!!

サックサクの軽~いゴボウのフリットと、蓮根の組み合わせが実に美味しい\\(^Q^)

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これは数年前から見かけるようになった不思議なお野菜、ロマネスク。そしてマコモ茸。

ええ!お肉のメインが終わったってーことは・・・デザートのお時間ですわん ♪

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まずは~・・・デザートの前の小さなデザート。
栗なんきんのクリーム・ブリュレ。

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うお(◎。◎)) 小さいけれど思いっきり濃厚です!

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マダムが淹れたてのコーヒーを(^▽^))

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ふわぁ~っと葉っぱがつむじ風に舞い上がったかのような・・・
森澤シェフのオリジナルデザート。白ワイン風味の冷製グラタンです。
飴細工は、なにかの記念日に!演出してもらっちゃえま~す(^▽^)V

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オレンジの爽やかなソースとフルーツが、まろやかなグラタンにピッタリ!美味しいよ~☆

ところで、ザ・シェフリンク!
森澤シェフおすすめのお店、お教えいただけますか?
「西宮の中華料理店。→青椒です。そこもオーナーシェフでオーソドックスなお料理からヌーベルシノワまでやっています」

それでは!次なるワタクシのミッションは→→→→「青椒」にて、ランチコースをエンジョイしてまいります♪

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森澤シェフにマダム。
今回は手の込んだ本格フレンチを大いに堪能させていただきました!!また季節が変わった頃におうかがいいたしますね(^◇^)/

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シェ・モリ
住所 兵庫県芦屋市春日町2-15
TEL 0797(23)6464
営業時間 11:30~15:00
       17:30~22:00
定休日 水曜日

コース・メニューコース・メニューメインのチョイスメインノチョイスデザートのチョイスお飲み物♪♪

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コメント

シーフード10種盛り合わせの前菜!、しかも野菜は35種類!!
・・・この前菜をトップ写真にと思うお気持ち、よーくわかります☆

築地で一部のお店にある中途ハンパな海鮮丼を食べるより、
この一皿を神戸まで食べにくるほうが、よ~っぽど豊かな
魚食体験ができますねー。
なんたって個人的には、野菜天国なのがうやらましい・・・!

あ、それにエゾ鹿の内臓料理、冬の野趣を感じさせて
えらく魅力的ですわぁ・・・♪

☆つきじろうさん

二皿目の前菜ですってこれが運ばれてきたときには思わず歓声、上げちゃいました~♪
魚介類は森澤シェフがその日の朝、市場から選んできたものです(^Q^)V それぞれの素材にあわせて調理法が違うんですよ。ものすっごく手間がかかるんですって。
昔、一日何品目食べましょう~ってあったけれど、この一皿で軽くOKですよね~☆

蝦夷鹿のレバー。つきじろうさんにも、ぜひぜひ食べていただきたい!!シャキシャキとした歯ごたえがたまりませんよ(>▽<)/

きれい~~
しかもすごい本格フレンチなのに、このお値段とは・・・
シェフのおひとがらのよさが感じられる暖かい素敵なお店ですね。20年・・・・やっぱりそういうお店だからこそ愛されるんでしょうね。
白ワイン風味の冷製グラタン、は~誕生日とかこんなのでお祝いしてもらえたら感激しちゃいそう。
いや~どのお皿も美しすぎます。うっとりしました。

早坂さんのブログって、シェフとのやりとりがあって好きなんですよ~。
実は料理そのものよりもこっちのほうが好きなくらい(笑)
あ、もちろん料理も楽しみに見てますよ~♪

レストランに行ってもシェフとお話できる機会はそうそうないので
ここで情報を仕入れてから同じ店に行って料理をいただくとすっごく親近感が沸いてくるんですよねー。

もうズッキーニがあることにびっくりなんですけど!
契約農家さんだから年中手に入るのかな??

ロマネスク、ブロッコリーみたいですね。味はいかがでしたかー??

☆アキさん

そうなんです。美しいすぎますぅ♪
リーズナブルなお値段、気づいていただけましたっ?さっすが!このお値段で普通、こんなに出てきませんよね!!
住宅街なのでお客さんはランチタイムが特に多くて、ご近所の方だけでなく遠くからも車でこられているみたいです。予約も、ちょっと早めにしないと満席になっちゃう人気ぶりですよ(^◇^)/
何かの記念日とかは、いつもここ!ってお客さん多かったですよ☆

☆蓮花さん

ありがとーございます!
も~シェフ狙いかも・・・(^。^*
予約とって、一番に行って、できるだけシェフにインタビュ~♪できるようにがんばってまっす。
いつも思うんですけれど、お料理って、そこのシェフのお味がするんですよ~☆一度話をしてみると、めちゃくちゃ納得!!

おお!ズッキーニってもしや初物!?気づかなかった、、、
ロマネスクはブロッコリーとかカリフラワーに似たお味です。名前のとおり、芸術的なデザインのお野菜なんですよ(^▽^m

そこのシェフの味がするって興味深いですね~。

前、何かで読んだんだけど、怒っていると塩気がキツイ料理になりがちなんですって。(無意識に塩を多めにいれてしまうんでしょうね)

でもって、恋している人が作ると味が美味しくなるんだそうですー。 ♥(。→v←。)♥

まぁ、プロのシェフはそういうことでそんなには差が出ないとは思いますが、素人レベルだと十分当てはまりそうですよねー。

☆蓮花さん

怒るのと逆なんだけれど・・・山葵は笑いながらすれって聞いたことも(^◇^)笑いながらヘナヘナすったほうが、風味がでて美味しくなるって!

あ。恋してる人ってお母さんのお料理と一緒!?
可愛い子供が美味しい美味しいってたくさん食べてくれるように、嫌いなものも食べらますように♪って作ってくれるんだもんね。

プロのシェフさんは、一種の芸術家ですからね~☆その人の個性が光りますよ!!

なんて美しい!!
写真を一枚一枚丹念に目で味わいました。

ご馳走さまでした。

実際にも・・・・じっくり味わいたいです。
素敵なお店ご紹介ありがとうございました。

2皿目の細かく、ものすごいスピードで作られた作品、見た目も鮮やかですね~。
温かいもの冷たいものが、一度で楽しめるんでしょうね。

蝦夷鹿は、犬を使うと味が変わる??? そういった違い、猟師さんとのコミュニケーションから分かることなのでしょうか? それとも料理人としては普通に知っていること? びっくりしました。

シャキシャキのレバー、是非是非頂いてみたいです。

☆みっこさん

わぁ~♪目で食べていただけましたか(^Q^)V

ワタシも目で反芻しております(←牛(・~・)?

東灘の隣街ですので、いつの日か実物もじっくり味わっていただかなくっちゃ、でしたね!!

☆seppさん

この2皿目。マリネやグリエなどなど・・・冷たいお料理や温かいお料理を同時に盛り付けようってことになると、自然とこういうちりばめたような美しさになるんでしょうね(・Q・))

きっと犬を使わない蝦夷鹿猟。釣った魚と、網の中で溺れながら獲られた魚くらいの味の違いがあるんでしょうね!
蝦夷鹿が増えすぎて樹木を荒らす・・・と小耳に挟んだ頃から、食べる機会が増えました。
レバーは今回初めてでしたが、あれはまったく別格の美味しさですよ!!!

本当に写真が美しいです・・・
お料理のすばらしさがきちんと伝わってきました。
紹介されてるお店全部に行きたくなりました(^^)!
前回は5月頃だったと記憶してますが、ホワイトアスパラのグリルが食べたかったのに一足早く入店されたお客さんで終了・・・
美味しそうだったな・・・今年はリベンジだぁ

☆yuki-yuki さん

はじめまして~♪ yuki-yuki さん\\(^▽^))

ありがとうございます!
見てくださった方が、出来る限り・・・お店に行って美味しく食べたような気分を味わってくださればって願いつつ写真、撮ってます(^^*

うわぁ~~「シェ・モリ」さんのホワイトアスパラのグリル!美味しそうですね。炭火のいい香りがしそうな予感が(~Q~)
それは今年こそ!!ですね。ひゃ~~☆

こちらのお店、以前から気になっており、今日大阪福島のY’のシェフが師匠と呼ぶくらい、良いと聞いて、益々行きたくなっちゃいました。クラッシックな感じだとか・・・
行ってみようかなぁ~♪

☆キヨキヨさん

そうなんですか~!いや、そりゃそうだと思います。森澤シェフを師と仰ぐシェフさんたち、きっと他にもまだまだおられると思います。
真面目に、真っ正直に年月を積み重ねてこられたフレンチ・シェフの円熟したお料理を堪能できますよ!!


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