« 【久々の番外編】隠れ里の文芸派イタリアン(その1)~京都・亀岡「チンギアーレ」 | メインページに戻る | 【ザ・シェフリンク再訪編】元気野菜と豆を生かして!ガッツな男のイッタリヤ~ン!!~西宮 苦楽園「イ ヴェンティチェッリ」 »

2008年5月 2日

●【久々の番外編】隠れ里の文芸派イタリアン(その2)~京都・亀岡「チンギアーレ」

08050216.jpg

こ!ここはどこだ(◎。◎; というより、今ワタシはナニ時代にいるのだ?(@。@/?

先回の京都 亀岡はリストランテ→「チンギアーレ」の続きで~す(^◇^m 前記事見落とした方→こちら~♪

08050202.jpg

さて(・。・; ワタクシとダーリンさんのディナーも半ばに差し掛かり、テーブルフラワーにもようやく陰が差してまいりました・・・

08050202-1.jpg

外はもうとっぷり日も暮れて。ライトアップされた庭の木々に、昔の落ち着いた日々をチョッピリ思い出したりして・・・(・。・)

08042933.jpg

え~(~。~)では!
メインに移る前のパスタの代わりに、リゾットという手もありましたが・・・

08050204.jpg

ワタクシは‘サザエのペンネ アラビアータ’をチョイース!!なんせ、前菜でサザエを食べ損なっておりますものね(-。-;

08050203.jpg

ペンネはサザエと同じ硬さに茹で上げていました。おみごと!
レッドペッパーは控えめ・・・トマトソースの酸味を前面に。

08050205.jpg

メインです。‘牛ほほ肉と緑野菜のコトコト煮’がストウブ社のココット鍋で出てきました(^◇^)/小さいけれどもどっしりと重たい鉄鍋です。ミニチュアみたいでかっわいい~♪
横から一口失礼~(◎。◎; 適度な粘りのコラーゲン。味付けもコクがあって塩辛くなく!これは美味しいですね~・・・・あ~(-。-)

08050200.jpg

こちらワタクシのメイン。‘鳩の炭火焼’・・・鳩って鶏よりも歴史の古い食用鳥なんですよ~☆

08050206.jpg

あら!?フィンガーボールが出てきませんが・・・まあ「京のはんなり 亀岡のざんぐり」と言うそうですので気にせずに、ガブリ!!

08050207.jpg

ワイルドな歯ごたえに、上品で力強い味付けです!

08050208.jpg

デザートは、ホワイトチョコのムースと苺のコンポートそれにレモンのシャーベットです。

08050209.jpg

赤ワインに漬けたシャープな苺にふんわり優しいホワイトチョコのムース。絶妙の組み合わせでした。

08050210.jpg

エスプレッソでゆったり~。このカップ、独特のデザインだと思っていたらギリシャ製でした~(^。^m ギリシャ!!って感じ、しません?

ではさて・・・と、ここで→「楽々荘」の鳥さん (鳩さんじゃあありませんよ><) から・・・建物の中を案内してくださるという嬉しいご提案が・・・・\(^◇^)/

08050212.jpg

まずはじめに、昼間見たこの洋館の二階・・・

08050213.jpg

ひぇ~(’O’↑ 階段の吹き抜けのあの窓から外を見るだけのための廊下がありますよ~☆
ポールは樫の木でしょうか?かなり硬い木に優美なリボンを巻きつけたデザインの彫刻が施されています(◎u◎)

08050214.jpg

わっ!時代を感じさせますね~。そしてなんと!この部屋でさっきと同じディナー、さらにランチも楽しむことができるんですよ!!
壁は絹織物・・・いつの時代のものなのか古めかしい絵もかかっています。

実はこの部屋。元の主→田中源太郎さんの子供時代の部屋だったそうです(><; わ~い!って走り回ったおられたんでしょうか(^◇^m

08050217.jpg

もう外は真っ暗になっちゃいましたが・・・バルコニー。お昼寝にピッタリの椅子が・・・。鳥さん、仕事中こっそりここで眠っちゃいたくなりませんか~?
「いえいえ!そんな~><;
 ・・・・この小さなガラス窓一つ一つ、当時のままなんですよ。もし、庭の木の枝が伸びて風で揺れて割れたりしたら・・・とか気を使いますね」

08050218.jpg

「この屋敷にあるものはすべて明治38年からの記録しかないんです。ですから・・・これなんかお茶会で普通に使っていますけれど、記録のないものはどれだけ古いものなのかまったく分からないんですよ」
へ~・・・しかしどの時代のものでも趣味がよく似ているのが面白いです。陶器は素朴でしっかりしたもの。絵画はやや中国風なもの・・・田中家の家風なんでしょうね。

08050219.jpg

このカーテンも当時のままだそうです。
復元されすぎてレプリカのようになってしまった文化財を見すぎてきたので、こういうのは嬉しいですね!

08050219-1.jpg

時空を越えて・・・遠い時代の幻想を見るかのようです(~。~)

08050220.jpg

長い廊下をくねくね歩いてふと出た先は・・・
あ、人の気配が。
「今日はお泊りの方が・・・」
しーっと静かにお邪魔しないように後ずさりして。

08050222.jpg

→「楽々荘」は泊まることもできたんですね~(^◇^m →「エスクァイア」の“美しい日本のリゾート”という特集記事で紹介されているではありませんか!

誰も泊まっていない部屋に案内していただきました。

08050223.jpg

障子の下を開けることができるのがいいですね(^O^)
ゆったりと6人は座ることのできる掘りごたつ・・・12畳の部屋です。
お抹茶を立てるための小さなお水屋もついて・・・

「寝室はこちらになっております」
ええ(◎。◎; まだもう一つ部屋があるの!?

08050224.jpg

ありゃ~(@@ もう人が寝ているのかと思うほど膨れたお布団。その向こうがお風呂。

08050225.jpg

5畳か・・もう少しあるでしょうか・・・。天井が全面ガラス戸になっていて開けると露天風呂が楽しめます。

08050226.jpg

で、これは別の部屋。お風呂の前にあった坪庭です。

はぁ~\(-O-)/もしここに泊まったら・・・

08050211.jpg

翌朝には牡丹の花に挨拶して・・・美味しい朝ごはんの後は・・・

08050227.jpg

この表玄関から亀岡の町を散策に出かけるんでしょうね~~~((^◇^)V

気に入っていただけたらクリックよろしくお願いしま~す♪ペコリ!

banner_01.gif

にほんブログ村 グルメブログへ

チンギアーレ
京都府亀岡市北町44 楽々荘内
TEL 0771(22)0808  
営業時間 12:00-14:30(L.O)
      18:30-21:30(L.O)

夜のメニュ~メニュ~のチョイス☆ 
おすすめワイン食前酒・ビール・ソフトドリンク・ミネラルウォータースパークリングワイン白ワイン赤ワインデザートワイン・食後酒

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kobekko-gohan.jp/cgi-bin/mt4/mt-tb.cgi/271

コメント

この写真を見ていると・・・
のんび~り泊まりたくなっちゃいますよねっ!
バルコニーの籐の椅子でシャンパン飲みながらお昼寝したい気分です~!!(^^)!

☆ヒカルさん

私も畳のいい香りをかいだ時、あ~ここでゴロゴロした~いって思っちゃいました(><
バルコニーってこうやってガラス戸で覆うと、幸せ、ネムネム~(~。~)ですね。
なんにもしない小旅行っていうのもいいですね~♪

早坂さん、私は鳩って食べたことが無いのですが、クセなど無いのでしょうか?
見た感じではしっかりした肉がついていますが、食べるところが少ないイメージがあります。
味付けが強いとの事でしたので、ニオイなどのある味なのかな?

☆やじきたさん

やじきたさん、だ~いじょーび!クセやニオイはありませんよ。地鶏の旨味を2倍にした感じでした。ウズラはときどき淡白すぎるな~と感じることがあるのですが、これはかなり美味しかったです。特にムネ肉が!!

この鳩はよく公園で見かけるダヴというものではなくて、ピジョンと呼ばれる食用の鳩ですのでもし機会があれば安心してぜひぜひ食べてみてくださ~い(^◇^)/

早坂さん、ますます素敵なお店だったのですね・・・重厚感ありすぎ、私みたいなものが、行くとそわそわしてしまいそうです・・・(想像してしまうのが図々しい?!)
で、ハトって、そうだったんですねー!びっくり!!ピジョンの方は食用なんですね。。。
これはとても安心しました。ダヴは、洗剤の名前だけで、いいですわ(街中のハト、苦手です)

☆kn_derさん

そぉ~んなことないですよ!kn_derさんのような趣味人にこそ堪能していただきたいお店です(・。・)
戦後の農地改革、財閥解体でこのお屋敷も人手に渡るところだったそうですが、亀岡の人たちが見ず知らずの人の手に渡って変えられてしまうのがいやで有志を募ってみんなでお金を出し合って自分たちで買ったんですって!!
それほど田中源太郎さんってみんなに慕われていたんですねー(;O;)いい話でしょ~。
維持費捻出のためにお店や旅館になったのはつい最近のことだそうです。

鳩は胸がおいしいですよ~。鳩胸(^◇^m
中東に行くと古代から塔の形になった巣で食用の鳩を飼っているんですって~☆

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)