●美しのハイデルベルグで、ドイツ風ラビオリ「マウルタッシェン」を満喫!~ドイツグルメレポート第5弾!
恥ずかしながら神戸もそうですが、とかく観光地として人気のある場所には観光客相手の高いだけで不味いレストランがつきものです。舌はごまかせないもので、そんなことで旅の楽しい思い出を台無しにはしたくないもの。
しかし、ハイデルベルグ城に行く途中にあるこのレストラン「Gasthof Burgfreiheit」は、全くの例外でした。有名観光地のど真ん中にありながら、味も雰囲気もAクラス、そしてスタッフの気配りも行き届いた心づくしのレストランです。
何だか剣や斧が恐ろしい感じですが・・・・入口にあるメニュー表です。
階段の途中にある看板も、兜と胸当て。襲ってきそう~~(^O^;
巨大なハイデルベルグ城に行く前には何か食べておかなければなりません。とにかくよく歩かされましたから。
脇にあった小部屋。ドイツではどこのレストランもそうですがエアコンはついていません。(だから部屋がすっきりカッコいいのかな?)ドイツの夏は普通涼しいからです。でも今年のこの暑さは異常でした。
ひっきりなしに両手使いで大量のビールを注ぐマスター。これでもちゃんと2,3回に分けて泡がいい感じになるように注いでいるんですよ。
そして驚いたのが、注文の前にサービスの紅茶が出たこと。でもこれが暑い夏の日なのにアイスティーじゃなくて、あっつ熱なの!水にさえ氷を入れない国だからなのかもだけど...。う~ん、やっぱりここは日本じゃないし。でも、美味しかった!
で、コースが始まって...、まずはこれ、「きのこのクリームスープ」。
ドイツは森の国。うれしいことにブラウンマッシュルームが料理によく使われます。
細かくみじん切りにしたブラウンマッシュルームの、香りのこれまたいいこと!それを生クリームがふわっと包み込んでいます。これは美味しーー。マッシュルームが新鮮なので産地でないと味わえないかも・・・・。
さっきのマスターと瓜ふたつのお店の女の子。ひょっとして親子?
メインの「マウルタッシェン」です。よく「ドイツ風ぎょうざ」なんて言われますが、ゼンゼン違います。むしろ「ドイツ風ラビオリ」といったほうがぴったり来るかな?。挽肉、ほうれん草などを包んだパスタで南ドイツの地方料理だそうです。
ここのは具がかなり練りこまれていてテリーヌのようでした。上に乗っているのはすりおろし玉葱のソース。
そしてデザートは、こってりとしたバニラアイスにフルーツサラダ。ブルーベリーとラズベリー、舌がとげでチクッとするほどとっても新鮮でした。
さてこのよく磨きこまれた木の階段、巻貝の中に迷い込んだみたいなデザインですがこれで地下に降りていくとどこにたどり着くと思われますか?
たどり着いた先のドアノブです。これも巻貝を模したように渦巻いてます。
驚くなかれ、これおトイレのドアノブなんです。ブログお食事の直後にごめんなさいね。でもあまりに優美なデザインなので写真に撮ってきてしまいました。
そしておトイレの前には「グルメレポート第1弾」でも触れましたが小部屋があり、普段は使わない食器をしまう棚があります。ここのはクリスタルの見事なグラスがばかりでした。(第1弾のときとかなり違いますでしょ)
さらにここは地下でひんやり涼しかったーーー。
気持ちのいい昼食の後、じりじりと太陽の照りつけるなかをお城に向かって歩いていくと、はりゃ?なんだこの看板。
見上げると昭和にタイムスリップしたかのような「フジフィルム」のピーチボールが風にゆれています。ありゃ~これは暑さでやられたか?いやいや、現実でした。おじいさん一人、店番している小さなおみやげ物屋さんでした。
ハイデルベルグのあちこちで見かけた、野性味ある日本種の紫陽花。日本では最近華やかな西洋種の紫陽花ばかりですが、こちらではなぜか日本種の紫陽花がいたるところで花盛り。
日本語の看板は妙な気がしたけれど・・・・日本種の紫陽花には妙に感動して、この異国の地でしっかり生き延びるんだよ~!なんて、思っちゃいました。
コメント
すごく 良い場所知ってるんですね
感じも良いですが
美味しそう
でも この日本語の看板は
かわいいですね
海外で 和を見つけると
うれしいですよね
Posted by: 竹 | 2006年8月 3日 14:54
この店は別のサイトで見ると、5年前の情報ですが食前にサービスのビールが出たとありました。私の場合お酒は弱いので紅茶で助かりましたけど・・・。
これホントおっしゃるとおり、和ですよね。木の感じなんかも。
日本語の字、元気イッパイの小学生の男の子が一生懸命書いたみたいでかわいいですね。「電」の字が難しかったのね・・・って(^O^)
Posted by: 早坂 | 2006年8月 3日 18:45