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2007年8月21日

●【ザ・シェフリンク再訪編】鶏に惚れ込んでしまったある男のお洒落な焼鳥屋~神戸・鯉川筋「ナスカ」

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この「つきだし」に見覚えのある方!覚えていてくださって、ありがとうございます(^◇^)
ザ・シェフリンク第19番目のお店。今ワタクシは、神戸は鯉川筋にあるスウィートなJAZZの流れる焼鳥屋さん「ナスカ」に来ております。
6時半でも関西はこの明るさ。
ただし今夜も熱気は去らないでしょうね。熱帯夜?暑いですね~。暑いとは言え何℃くらいで暑く感じるんでしょうね、ワタクシたちって・・・・

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・・・・この備長炭の800℃を思えば、30℃、40℃なんて寒いくらいかしら?でも普通の方は熱中症にくれぐれもお気をつけください。例えばこの燃え盛る備長炭に・・・

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・・・頬よせる河野さんのような方が身近におられても、真似をしないように~。
しかしご覧ください。ひとくし一串いつくしむように焼鳥を焼いている姿には、一種の潔さ、爽快ささえ感じます。
・・・・ああ、しかしこの炭の上の揺らめく空気(@@;

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おおー!!彼のその熱き思いは突如、目から炎となって出たのか!?
・・・あ、いえいえ。河野さん鶏の脂を落としながら焼くので、ときどきこうして炎の男となるのです。失礼いたしました。

店が終わってもコンビニで思わず鶏のお惣菜を買ってしまうエピソードなどは先回の記事に譲ります。→読みそこなった方コチラ

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もちろん、カウンター席は心地よい涼しさ。定番のキャベツと夏の宵を走り去る車のテールランプ。

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新潟の「かんずり」も出そろいました。

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まず、下戸っ子のワタクシは焼鳥丼をオーダーさせていただきますわね。

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芳ばしい鶏のかおりが御飯の湯気と共に優しく顔を包み込みます(~。~)スチームパック?ん~んんん・・・

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山葵とトッピングを全部混ぜて食べると・・・おーいしい!芳ばしい!つーーん(T。T)それがまた美味しい(^O^)

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では今日はできるだけ先回オーダしなかったものを中心に・・・

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ウチワ海老!!ではありません(><) 「かわ」です。下から順番に皮を大きくしていって・・・焼加減といい、いい仕事されておられますね。パリッパリで美味しいです。

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「なんこつ」。いつも思うのですが、硬いのにどうやってくしに刺すんでしょうね。これも食べだしたらとまりません。
そして、お皿の真ん中。「ずり」。上品に切っています。ずり特有の臭みはありません。

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焼いているのを見て、え?あれ何?玉葱?
と申しておりましたらお隣の常連さんが
「大蒜ですよ」
(●。●?え?でも・・・まるい。
「丸い・・・そう、丸い・・・」
「中が分かれていなくてホールになった大蒜なんですよ」
と途中から河野さんが説明・・・わ、私のも焼いてください!

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ん?確かに中は均一に大蒜。
芋のようにホクホクなのにそれだけにあらず。オニオンスライス系のいい香りもします。ピリピリの辛子マヨネーズと共に、ホゴホゴホゴおいひいでふねフゴフゴ・・。ところでこれ名前は?
「パワーポールです」
なんかパワーもらいました。

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人気メニューの「フレッシュサラダ」。フレッシュサラダっていうとなんだかレタスだけのように聞こえもしますが、期待をいい意味で裏切り登場しましたのがこれ。
カップルで来てもこれだけは2人分オーダーするお客さんも多いとか。取り合いになっちゃうのかしら、ね。(^O^;

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新鮮なヤングコーンに玉葱のフライと、そしてなんとこの黒いのは塩昆布なんですね。
なんだか河野さんの奥さんの作られるサイドメニューは美味しさのツボにググッと入るんです。なんだかこう・・・ストレートに美味しいものを知っておられるというか・・・。

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さらに奥さん作「ゴボウチップス」!!

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太い牛蒡を手間を惜しまず洗って皮むいて切って、さらして、二度揚げ。
サクサクの薄い部分や、みずみずしさと牛蒡の甘味を感じる厚めの部分を楽しんでいたらイッパイあったのにあっという間に食べちゃいました。

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え?この空瓶は??いやいや、涙ぐましく5㎜ほど取ってありますね。
「秘蔵」ということは隠し酒ですか?純米・・・あらら?酒ではなく焼酎?「十四代」ですか?これが何か・・・?
ああ!入手困難な希少焼酎なんですか。山形県の高木酒造・・・。お隣の常連さんも・・・
「半年くらい前でしたっけ?マスターからメールが来ましてね、さっそく飲んだんです」
どうでした?すると、河野さんが・・・
「米にもこだわってるみたいで、吟醸酒のような香もする焼酎です。ちょうど日本酒と焼酎の間くらいの感じ・・・希少価値のほうが大きくなってるみたいですけれど」

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それでは河野さん、カメラに向かって「十四代 純米焼酎」アピールしてください!
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

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「わ!カメラは恥ずかしい!」
と照れちゃいました(><)

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さてー・・・葱の新鮮な香の立ち昇るこの一皿!「揚げ鶏」です。みずみずしい大量の白ネギに葱ソースまでかかって・・・。

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厚手の衣がザクザク。中から肉汁がジュワァーン。葱がシャリシャリときどきタカノツメがピリッと。美味しいものはいくらでも入っちゃいます。ワタクシのお腹。

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再び焼鳥に戻って「こころ」。照りつやが違いますね。

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炭の香。そして素材が新鮮なんでしょうね。弾力がいい感じです。

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左がサイドメニューのための鶏を切る奥さんの手。右は「せせり」と「白葱」を串に刺す河野さんの手。
美味しいものを作り出すご夫婦の手で~す。

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うわ!「手羽唐揚」までオーダーしてしまった(><;

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で、今回のメッケモノ!「しろぎも刺身」!!
河野さんは焼鳥の「きも」のために、生でも食べられる脂の多めのレバーをいつも買います。すると、希にこんな感じの自然にフォアグラになってしまったレバーが混じっているんです。恐らくは何百羽に一羽の割合で・・・。
普通フォアグラはガチョウに無理やりエサをたくさん食べさせて“作る”わけですが、これはある食いしん坊のニワトリのフォアグラです。しかも新鮮なので、刺身で食べられます!

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うひょ~。普通のレバ刺しと見た目ぜんぜん違いますね。
ごま油と塩でもいいですが、生姜醤油にするといっきに甘味が増して・・・すいませんほとんど一人で食べちゃいました。

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先回食べたものは極力避ける予定が「ももつぶペッパー」。荒削りの胡椒が歯と歯の間でプチッとつぶれてパリッとジューシーなももと混ざり合い・・・・(@@)

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禁を犯して「ももぴー」も・・・。もうすでに「手羽唐揚」時点で前回食べたものにまた手を出していたのですがあの忘れられない「とりわさび」を我慢しただけでも、ワタクシたいしたものだわ!

もうこれ以上いたらワタクシまでフォアグラになりそうですので、今日はひとまず退散いたします。

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次はもっとじっくり作戦を練ってまだ食べていないメニューをご紹介いたしますね。
河野さん、奥さん。美味しいお料理ご馳走様でした!!

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あ~ん「とりわさび」やっぱり食べたかったわ。でも、あの「しろぎも刺身」。お~いしかったぁ(@。@)

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焼鳥・鶏料理 nazca
神戸市中央区下山手通4-7-14
TEL 078(392)8070
定休日 日曜日
営業時間 18:00~23:30

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コメント

焼き鳥丼食べたい!
最近、年齢のせいなのか?肉だけで食べるよりも、肉とライスを一緒に食べることにハマってましてなぁ。
こういう美味そうな丼を見せられると、たまりませんのじゃ。

☆ヒロキエさん

え?どなたが年ですって・・・?聞き違いかしら(・。・?

それならヒロキエさん、ハンバーグと白いゴハンなんかも・・・。
わたしも、まずここに来るとこの焼鳥丼なんです。そのあと落ち着いて焼き鶏を・・・(^^

焼き鳥に米焼酎、いいですね♪
このおいしそうな焼き鳥が100円台とはなかなかやりますな~
飲む人間から見ると最初に焼き鳥丼なんて信じられないですけど(笑)

うーみゅみゅ・・・☆
ここで鶏がウマいってことは言うに及ばずと思いながらも、
それでもビビッ!と反応したのは「しろぎも刺身」ですねぇ。
こりゃぁ、新鮮なのを一度は食べてみなければ☆・・・と、
おもいっきり画面にひきこまれましたです。
丸いニンニクもいいなぁ。これを大量に鶏のおなかに
詰め込んで丸焼きにしたら・・・ワタクシ正気を失って
むさぼり喰いそうですわ(笑)。
 
あ!、それともうひとつ。「フレッシュサラダ」のレシピを
知りた~い!!
キャベツに塩昆布ってのは定番のレシピですけど、
こんだけ素材を増やしてフライドオニオンを添えたら
めっちゃ美味しそうです♪

うふふ。早坂さんったら、
私が何度も読み直している(絶対いくぞと心に決めて)お店ばかり再訪している。。。

今回はキモが見事でございました。
私もフォアグラ状の鶏のキモは食べたことがありますが、生では未食。というよりも、鳥のキモを生で食べたことはありません。
うおおお。新しい味覚に目覚めた~い!

☆ロレンスさん

焼鳥丼を食べた後に、焼鳥に米焼酎!いたしました\(^◇^)/ただし「十四代」ではなく「百年の孤独」を造った会社の米の焼酎「山猿」を(^^)一口だけ。
三段階くらいグングングンッと吟醸香が焼酎として襲ってきましたね。

この串が1本100円台。ホント好きでなきゃ作ってられませんでしょう?

☆つきじろうさん

うーみゅみゅ・・・☆みーんみんみんみーん

ああ、蝉かと思いましたよ。
白肝。やっぱり生に限りますね。口解けが素晴らしい(・。・)もう、ワタクシどういたしましょう。普通のレバ刺しも大好物なんですが、これはあれとは別の食べ物でした。

正気を失ってニワトリを貪り食うワイルドなつきじろうさんがもし六甲山に現れたら・・・・丸いニンニク持って応援に駆けつけますわ(^O^)

ええ!キャベツに塩昆布ってのは定番のレシピ・・・なんですか。し、知らなかった(><;
とにかくポイントはヤングコーンの鮮度がかなりよかったことと、後は奥さんお手製ドレッシング。
なんだか、こう~そこそこそこ!って感じで旨味のツボをとらえるドレッシングなんですよね。

☆midoriさん

>私が何度も読み直している(絶対いくぞと心に決めて)お店ばかり再訪している。。。

うお(・・?なぜだ?midoriさんが何を何度も読み返しているのか、ワタクシはなぜわかるのだろう\(>。<)/わーなぜだー!!

うおおおお。midoriさんも未食の世界へ!ニワトリのフォアグラを刺身で!

あ!大事なこと言い忘れていました。「しろぎも刺身」手に入らない日もあるそうです。ハイ。

焼き鳥&十四代好きです。十四代は日本酒の方ですが。焼き鳥ほんとに美味しそうですね。白レバー食べたい~。

☆くにさん

「十四代」人気ですね~。
あ~ヨカッタ(^O^)くにさん、以前に「見た目で食べられなくなるものが・・・」って言っておられたので。「しろぎも」トロトロの美味しさですよ~。

こんちは★

炭で焼鳥焼いたらおいし~んだろうなぁ(* ̄∇ ̄*)
惣菜屋さんとしては、予算が・・・。


そうそう、
炎のオトコには、よくなります( ̄∇ ̄;)
とり皮がとくに、すんごいです(。-_-。)ポッ

☆つたまるさん

こんにちは!

備長炭だと確か業務用のガスバーナーの2倍くらいの温度だから、一瞬に表面を焼き固めて旨味を逃さないでしょうね。スモークの香もいいし(~。~)

つたまるさんも、よく炎の男になりますか!

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