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2007年5月 8日

●【番外現地レポート 第1弾】土佐は高知のビックリ!愉快!痛快!豪快!皿鉢料理

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土佐は高知に「さわち料理」なるものがあると人の言ふ・・・。まずは「皿鉢」と書いて「さわち」と口語体に読み砕けてしまっているところが気に入った。
さらに・・・昔々、高知の女はホームパーティーを開くとき今で言うポットラック形式を好んだそうな。つまりゲストが一品持ち寄るスタイル。ホスト役の家に到着するとそれを全部合わせてひとつの大皿に盛り付けあとは男も女もキッチンに立つことなくワイワイがやがやチントンシャン。
現代の先取りじゃあないですか?じゃあ、ちょっと食べに行きましょう・・・土佐は高知へいざ行かん・・・

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・・・って、あれ??もう着いちゃいました。神戸から車で3時間半。早い!近い!

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わぉ!ここって、カラー舗装まで美味しそうな街ですわ。

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今回の店選びは「人」。商魂たくましくなくって仲居さんが自然で明るくイキイキ働いている店を探して・・・あっちこっち覗き・・・ここになりました。
由緒ある帯屋町に位置いたします土佐黒潮料理「早川」本店
学生相撲で有名だった早川さんという方のお店です。当然「ちゃんこ」もやってます・・・が!今日は「皿鉢料理」です。

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でました!皿鉢料理・・・の小さいほう(><) 本当の皿鉢料理はお皿の直径が60cmくらいあります。これは二人前。お昼だし。充分かな?
しっかしそれにしても、素朴で豪快豪勢

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え~まずタイタニックの舳先から観察。ん?ちょいとお姐さん。この白いの、ハマチ?
「えーと、今日はなんでしょうねぇ。鯛じゃないですかぁ、たぶん~~あははっ」
うむ鯛なのかハマチなのかわからないまま・・・。しかしこの、仲居さんのこだわりのなさも豪快。さすが黒潮に乗ってやって来た海洋民族の国であるわいのぅー。

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定番のマグロ。

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鯛???私の知っている鯛というのはこういう見た目じゃないんですけれども・・・。でも、ワタクシの知らない種類の鯛もあるはず!しかしやはりハマチかもしれない。パクリ!あれ!?味はハマチではない。私の知っている鯛でも、ない。
・・・謎のお魚君でありました。

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船の後部にはご当地名産、鰹のたたきがテンコ盛り♪

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付け合せのスライス玉ねぎも大蒜も青ネギもシャリシャリ!特性のタレをつけて・・・美味し~~い!!やっぱり本場は違いますね!鮮度のみならず鰹の扱いが違う。脂ののりが違う。しつこく言わせていただきますが、脂の質が違う!
このお大皿全部、鰹のたたきっていうメニューもありました。実際それくらい食べてもすっと入るくらいの新鮮さです。

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え~と、蟹はどこの何ガニ?・・・とかこっちではお客さんがお店の人にいろいろ尋ねたりしないみたいなので、ワタクシも郷に入れば郷に従いますわよ~♪ですから・・・

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・・・単純に、蟹爪!

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サザエ、4つ。あ、見れば分かりますね(^^; いつもと勝手が違って、やりにくいな~(^。^;

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どんな味漬けでしょうね。

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おっと綺麗に・・・ああ、最後ちょっと取れちゃった。
へ~~土佐料理ってさっぱりとした薄味なんですね。同じ黒潮文化の鹿児島とはこの点対照的。それにこっちは焼酎じゃなくってお酒ですしね。その関係もあるのかな?

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これは昔懐かしい茹で玉子入りのかまぼこ。

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車海老も4尾。

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これも薄味でした。頭から全部食べちゃいましたよ。

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見てください!この大胆さ。バッテラが6つ、二段重ねです。前のめりに倒れそうで倒れないこの不思議?

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酢飯には胡麻とみじん切りの生姜、四万十川の青海苔が入っています。生姜と酢で〆た鯖って合いますね。

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最後はデザート。メロン。これはどの皿鉢料理の写真を見てもメロンでした。もっといろいろお料理について尋ねることができたらなーー。

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最後に、お皿!なんと伊万里です。
桂浜、室戸岬、よさこいを踊る人、はりまや橋、足摺岬、高知城、土佐犬。
観光客相手のお店ではないのにこの郷土愛。きっと街に魅力があるからなんでしょうね。

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あ~面白かったー!

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と、外に出ると夏のよさこい祭りのための練習がはじまるところ。鳴子というカスタネットに似た音の出る楽器を両手に持ち、自分たちで考えた自由なコスチュームと振り付けで踊ります。もとは座敷で踊っていたものが盛んになってこうなりました。
これは帯屋町のチーム。3歳から20歳までのメンバーで今年の大会に向けて心は真剣。でも踊りだすと激しい振り付けに思わず笑顔がこぼれます。

さてと!今から変わった魚を食べに行きます。では!それは次回のおったのしみ!

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土佐黒潮料理「早川」本店
高知県高知市帯屋町1丁目1-14
TEL 088(872)4868

郷土お膳 一品料理  一品料理・皿鉢料理・お飲み物

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コメント

サワチとは家へ招いて料理を出すとき、女性が台所から料理をその都度運んで来ないで、一度にテーブルに運べるように、と考えられたもんなんだとか。
どっかで読んだ記憶があるぞ。
おせち料理みたいに甘いもんだらけではないのがイイですわね。

美味しいものを食べさせてあげるね♪、っていう時の女性は、
どうしてこんなにチャーミングな笑顔になるんでしょうねぇ。

皿鉢料理、お刺身はもちろんのこと、バッテラの二段重ねも
てんこもりのホスピタリティを感じさせるじゃないですか!

ところで「ハマチ」って、関東では基本的に「大きさには
関係なく、養殖されたブリは全部ハマチと呼ぶ」ってことも
多いようで・・・。

今回のお刺身、ハマチでもなくタイとも違うとすれば、
カンパチかヒラマサかな?
どっちも高級魚で美味ですね!!

それと、もちろんカツオも・・・ ああ~、お魚ネタで
書き始めると止まらない!(笑)

うらやましいーーー!!!
高知に行ってかつをを食べるのが
いくつかある夢のひとつなので!
いろんな人に聞くと
現地で食べるのは格別だそうで・・・
ばってらもおいしそうだわ♡

☆ヒロキエさん

>女性が台所から料理をその都度運んで来ないで、一度にテーブルに運べるように、と考えられたもんなんだとか。

私もどっかで読んだ記憶が・・・。どっかですよ。どこでしたっけ?
今回、料理屋の女将から仕入れた情報はさらに付加的なもので、そのお料理が招待客からの持ち寄りだということ。これならホームパーティーも楽だわ♪

おせちの甘い物攻めは確かに飽きますわね(><)

☆つきじろうさん

ここの仲居さんたち、みんな明るくっていい感じでした!高知で特に印象に残ったのは、女性がさっぱりしていて明るいこと。華やかなこと。もちろん男性も気風が良さそうでした。

え?養殖されたらブリに出世できない(;◇;)おお、ミゼラブル~。

ハマチ似の今回のお刺身。見た目どうですか?私の知っている鯛はもっと透き通っていて口に入れてもなかなか噛み切れないんですけれども、これはそうじゃなかったんです。でも味はハマチじゃなくってもっと淡白なお味。
カンパチかな~カンパチよりやや淡白だったような???わかりましぇーん。

カツオは、とにかくゼンゼン味が違いますよ。もう、この大皿イッパイのカツオのたたきを独り占めしたいほど!脂の味とのりが別格でした。脂の味が違うんですよね~ぶぶぶぶ・・・また高知に行きたくなっちゃった!

☆いぬこさん

高知のカツオ、最高でしたよ~。今はなぜもっと食べてこなかったのか・・・・・後悔中(。。;
いぬこさんも、名古屋におられる間にちょいと行っちゃえばいいんですよ。ちょい!ですよ。

直径60cmって、マンホールのような大きさなんですのね~!(笑)
BUT2人前でも十分ボリューミーでございますわ!
玉子入りのかまぼこはファーストコンタクトでございますけれども、
早坂様は懐かしいんですの?

なんと!高知ですか?
ちょっとビックリのタイミング(謎

さっぱり薄味なんですか、じゃあ日本酒ですね。
今回は事前情報なしでの訪問だったんですか?

☆華麗叫子姫

きゃ~ん((^O^))叫子姫ったらーー!おっしゃるとおりだわ。確かにマンホール。そこにご馳走大盛りにしたら・・・重~い。仲居さんぎっくり腰になっちゃうわよ(^◇^;

玉子入りのかまぼこ。子供の頃、ピンクの花の形になって油で揚げたのが近所の市場で売られていたんですよ・・・。って、それって全国区ではないのね♪

ところでこのお皿、どうやってテーブルに垂直に立っていると思いますか~?うふ(^O^)ダーリンさんがお皿に隠れながら裏から持ってるの。頭のてっぺん、チラッと見えるでしょ?

☆ロレンスさん

ま、まさかのさかま!まんごーのーごんま!
黄色い潜水艦プリンスロレンス号に乗って、高知で海中カツオ釣りでも(@@;(謎

>今回は事前情報なしでの訪問だったんですか?

ハイ!いつものように発作的な発作ヴィズィットでした、はい・・・。

土佐の皿鉢~★

マンガ『竜馬が行く』で学びましたφ(.. ) カキカキ
豪快かつ繊細、というような感じで描かれてました。
写真を見て、「確かに!」と実感♪

あ~ん!
カツヲが食べたい~!!(T_T)

鯛、と聞くと、神戸人は当然真鯛のことを思い浮かべますよね。私もそうでした。
でも、関東に来るとタイと名がつく真鯛でないタイも刺身で出てきます。
≪メダイ≫という名前もよく聞くのですが、こんな感じ.
http://masu.cside.com/pic/turi/200402/DSCF0764.JPG
今回のとちょっと似てるかな? 因みに≪キンメダイ≫もタイだといいますね.東京では…(-_-;) 私はせいぜいアマダイと黒鯛を鯛に入れる位ですからビックリでした。

ところで、車で神戸から高知まではそんなに近かったんですか?そりゃビックリだ。いいなぁ。高知を車で。最高ですね!
唯一旅行でレンタカー借りて行ったのが高知です。車で移動するのがとても楽ちんで楽しかった!また行ってみたいなぁ!

はるか昔ですが、
大学のクラブの卒業旅行が、高知でした。
同級生の彼女が高知の酒屋さんの娘さんで、クラブのみんなと仲良かったんで、高知に行こうってことに。
皿鉢料理、たくさん食べて、いっぱい飲んだのを思い出します。あ~楽しかったなぁ。。

☆つたまるさん

>豪快かつ繊細
つたまるさん!まさにその通りですね!豪快かつ繊細というのは日本画も同じ。
まさに絵のようなお料理!?ありゃ?それだと絵に描いた餅みたいに聞こえるな~・・・あ!日本画のように美しいお料理。これで、どだ!

かつお~私も、また食べた~い!!(T_T)

☆midoriさん

この写真のお刺身、今回私の食べた謎のお魚君にそっくり!よくぞ見つけてこられましたねーそれにもビックリ(^O^)メダイっていうんですか。
http://www.zukan-bouz.com/suzuki/ibodai/medai.html
私も今調べたら出てきました。スズキの一種?「脂に濁りあり」という表現がぴったり当てはまります。あの「おさかな君」って方、TVに出ておられる・・・あの方なら食べただけでなんでもすぐに分かるんですよね。すご~い!

高知は橋ができてからさらに近くなったんだと思います。日帰りしようと思えばできる距離ですよ~♪

☆KABAさん

男ばかりで高知に行って皿鉢料理を食べて日本酒を飲む!KABAさんも青春しておられたんですね!なんだか司馬遼太郎の世界ですよ~。

あ、女性マネージャも一緒でした。。

☆KABAさん

あ、乙女姉さんもご一緒でしたか。。これは失礼(^^)

皿鉢料理の祢保希(ねぼけ)という店が最近の僕の宿題店なんですよ。
女性のためにこういう出し方をするそうですね。

☆くにさん

ここですか~?↓
http://r.gnavi.co.jp/g688000/
大人数で行ったほうが絵的にもよさそう♪
小食の方々を引き連れて行けば、くにさんは!たっぷり食べられますよ(^-^)m

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