●最高の中華といえば、ココ!南京町「群愛飯店」
さて!今日は南京町で一番美味しい中華レストランのご紹介です。
夜の南京町。なんだかこう見ると不夜城ですね。
まず一歩足を踏み入れて目に飛び込んでくるのは、最近一気に増えた屋台。でも、もしあなたが本当に美味しい中華をお探しなら決しておススメじゃありません。お小遣いの決められている修学旅行生とかは結構この辺で足を止めちゃってますけど・・・。
単品は一見安いし美味しそうだけど、結局高くつきます。それから、激しい呼び込みの店には特にご注意。高くて、味は?なことが多いです。
南京町、ちょっと前まではこんなじゃなかったんですよ。この屋台の方たちは2、3年前に突如として現れたんです。私たち神戸ジモティも、驚いてます。
さあ到着しました。「群愛飯店南京町店」です。神戸と言えば中華、中華と言えば広東料理。広東料理といえば30年以上の歴史を持つここ「群愛飯店」です。海の幸をたっぷり使った本場香港の味を、こんな身近で味わえます。
入口のメニューボード。左下の「田鶏」の文字。ちょっと頭の片隅においていてくださいね。
まずは「什錦湯麺」つまり「五目汁そば」。山海の素材がたっぷり。スープは、日本のラーメン屋さんだと、あ、豚骨ね・・とか魚系ね・・・とかわかるんですが、これがわからないんですよねー。多分、乾鮑や乾燥帆立みたいなすごいもの使ってるんじゃないかという旨味の深さです。
麺はこしの強いつるつる麺です。
お次は「炸麺」。「揚げそば」です。太目の麺はパリパリ。とろっとした餡は旨味がギュ!
あ、ご紹介いたします。「群愛飯店南京町店」のオーナーの施(し)さん。「群愛飯店」の創業者の息子さんです。ご覧のように活動的でバイタリティーに富んでいて、とても楽しい方です。お客さまを片時も退屈させません。南京町の自治会の副理事もしておられます。ちなみに理事は以前にご紹介した「老祥記」のオーナー曹さんだそうです。
明るくてチャーミングな馮(ひょう)さん。小さいころお母さんに連れられて、JRの高架下にあった「群愛飯店」の創業者の「パパさん」の店によく行かれたそうです。当時はまだ「群愛飯店」とは名乗っていなかったみたいですが馮(ひょう)さんは「パパさん」の作った料理の味が、今でも忘れられないそうです。
「ほーらこれも美味しそうでしょー。写真、撮るー?」と言いながらよそのテーブルの料理をわざわざ私の目の前に持ってきては通り過ぎ、笑わせてくれました。
さ~ていよいよ、今夜のメイン料理。その名も「酥炸田鶏」です!美味しそうでしょっ!
実はメインを選ぶとき、私とダーリンは食べたいものが違っていたんです。ダーリンは「鶏の唐揚げ」が食べたかったのですが、私はどうしても「田鶏の唐揚げ」。すると注文取りに来たお店の方がこう言い出したのです。
「私だったら田鶏のほうにする。こっちのほうが絶対美味しい。絶対絶対美味しい。このメニュー(そのとき既に注文していたべつのメニュー)キャンセルしてでも田鶏にする」
結局、「田んぼの鶏」のから揚げを注文することになりました。
やっぱり、ものすごい美味しいです!淡路島から活きたまま取り寄せた天然モノなんですもの。なんともいえない香ばしさがあって、もう普通の鶏の唐揚げには戻れません。
最後にはお箸は使わずに、手で細かいところまで綺麗に食べつくしてしまいました。
ところで、この「田鶏」って何のこと?とお思いの皆さん、さて、何でしょう?
その答は・・・・じゃーん!「食用蛙」でーす!!
エッ、「田んぼの鶏」で「蛙」?そうなんです!「蛙」なんです。他の本格的な中華料理店とか、本格的な(しつこい)仏蘭西料理店とかで既に体験済みの方ならご存知と思いますが、高級食材の「食用蛙」はホント最高級の鶏の味に似ていて、かつそれを上回る風味なんです!
そして何と、オーナーの施さんが3階にある厨房に特別に案内してくださって活きのいいやつを見せてくださいました!このページの最後の「田鶏」と言う文字をクリックしていただければ施さんがガハハ!と笑って蛙ちゃんを片手にヒョイッと持ち上げてるツーショットを見ることが出来まーす!!
でも、タコやイカは平気でも、これはダメ!とおっしゃる方(たとえばうちのダーリンもそうで~す)もおられると思います。その場合は、くれぐれもクリックされないほうがいいかと思います。(でも、小さくしか写ってないし、ぴょこんと前を見てて、結構可愛い顔してるんですよね♪)
最後に「五目焼めし」。やっぱり麺類食べてもご飯がないとお腹が安心してくれませんね。どのメニュー一つとっても全部美味しかったです。不満は一切なしでしたね。
ふ~満足満足。ここは香港か~?
あ、そうそう。施さんが北海道のお土産にと「ハスカップキャラメル」(?)というのをくださいました。元町通りと栄町通りと海岸通の2丁目の町内会の旅行に北海道へ行ってこられたのだそうです(^^)
↑↑↑
そして最後に田んぼの鶏の写真です。それはダメ!イヤ~!という方は、どーかくれぐれもクリックしないでくださいね。私のダーリンなんかは、見ると言って付いてきたくせに逃げ回ってましたから・・・。気に入っていただけたらクリックよろしくお願いしま~す♪ペコリ!
神戸市中央区元町通2-4-3
TEL 078-332-3635
営業時間 11:30~15:00、17:00~21:00(L.O.20:15)
土日祝11:30~21:00(L.O.20:15)
定休日 火休(祝の場合営業、翌休)
五目汁そば・・・・・・・・・・・・・・・893円
揚げそば・・・・・・・・・・・・・・・・・893円
田鶏の唐揚げ(季節料理)・・・・2,100円
五目焼めし・・・・・・・・・・・・・・・・945円
コメント
南京町はいいですね
なんとも言えない感じで
とても異国の感じですが
意外に小さいのに
その中は別世界ですね
Posted by: 竹 | 2006年7月10日 22:26
そうですね~。竹さんも京都時代、何度かココに来られてるんですよね。
確かに別世界ですね。さっきまで神戸弁で話していた人がクルッと別の人に向かって広東語で話したりして、すごいなーっていつも感心しています。だって広東語ってホント難しそうですもの。
Posted by: 早坂 | 2006年7月10日 23:37
クリックしてしまったぁ(・ω・;)
カエルって食べたことないけどおいしいって言いますよね~
中華街ってお店がたくさんあるから
どこに入っていいか分からなくなってしまいます。
ココがおいしいんですね〆_(´д`)メモメモ
ひとつ質問なのですが
「老祥記」って地元の人にも人気あるのですか?
大阪のお友達はあまり好きじゃないと言っていたのだけど、どうしても食べてみたくて去年食べました。
Posted by: いぬこ | 2006年7月11日 09:59
クリックされましたかーー(^O^)
香ばしくってホンットにおいしいです。いぬこさんも神戸に来られたときにはここで「田鶏」ぜひ食べてください。他のメニューもここが一番美味しいですよ。
そうそう「老祥記」は地元民も手に入れるのに戦いです!「並んでるかな?お、並びが少ない、今だ!!!」って感じでちょくちょくのぞきに行っては大量買いしてます。
大阪には「551の蓬莱」があるから豚まんといえばあの蒸パンのような大きな豚まんというイメージがあるんだと思います。でも「老祥記」は天津のパオツーなんです。蒸パンというよりも肉を食べてると思ってください。
別の食べ物だと思って食べる方がいいかも。
Posted by: 早坂 | 2006年7月11日 10:23