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2006年6月20日

●六甲の夕暮れ、ぎょうざの「瓢たん」

やっと涼しくなった夕暮れ。見上げた六甲山系に錨のマークと神戸の市章の灯がともる。

ご存知でした?この錨のマークが今日みたいにマリンブルーに輝く日は神戸市に何かいいことのあった日。でなければ外国航路の客船が港に入っている日だってこと・・・・。ん?じゃあ、今日・・・何があったの?

六甲山系は100年以上前は茶色いだけの見苦しい岩山だったそうです。だからみんなで樹を植えました。1903年明治天皇の行幸のときには松の木でこの山に錨を描き、その4年後はとなりの山に市章を描きました。今ではそれがライトになっています。地図の上でも左は「錨山」、右は「市章山」。ちゃんと正式な地名として載ってるんですよ。

その手前に、なんだかヘナヘナ~~と力が抜けそうな文字・・・。「ぎょ・・・う、ざ・・ぁ」。今にも倒れそうな人の口から漏れた言葉のような字です。しかしここはかの有名な「瓢たん」

ぎょうざ一筋ウン十年。ぎょうざしか出しません。ご飯さえ出ません。あくまでもぎょうざだけです。さあ、ご一緒にちらっとだけのぞいてみましょう。

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さあこちらです。広さはタタミ3畳分ってところでしょうか。7席か8席ほどで当然、満席です。お客さんたちの物憂げな雰囲気に風情がただよいます。

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なんだかもう蒸し暑いのはいやなので中に入らず持って帰ることにします。
「おばちゃん、1人前」「はいはい」。メニューは一つだから何人前かだけ言えばいいんです。簡単でしょ。

ドバーー!かなりお水を入れます。それもそのはず。ここのは自家製の皮が分厚くてもっちもちなんです。だからかなり時間をかけて蒸し焼きにします。

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おウチに着きました。幸い包みはまだ熱いままです。

ところで元町から家まで、今日はバスで帰りました。つまり、ぎょうざの包みを下げてバスに乗ったのです!う~ん、やっぱりかなり匂ってました。あ~迷惑…。でもまあそんな客もたまには乗ってきますよ。(←て、やっぱり乗ってこないですよね!)

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でかいです。8個入り。ザツに扱ってもうちのは皮、破れないよ!という自信の表れを感じさせるザツな入れ方です。これは店で食べても同じ。お皿にザツに乗ってきます。包みは新聞紙2枚と緑の薄紙1枚で丁寧にくるまれているので、すべてにおいてザツというわけではないんです。入れ方のザツさはやはりどう考えても皮に対する自信としか言いようがありません。(ごめんなさい。ザツという言葉を5連発もしちゃいました。意味もなくザツってわけじゃないのよと言いたかっただけなんです。あ、7連発になっちゃった)

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これが評判の神戸式ぎょうざの味噌ダレ。赤味噌を使っています。ラー油には一味も入っていて、こういう重要な点には細かいんですよ。

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さあ、熱いうちにいただきまーす。

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うーん。皮がもっちもち。豚ミンチの肉汁ジュワ。キャベツが甘くてあっさりした味なので、濃厚な味噌ダレが合いますね。夕食の後だったのにペロッといっちゃいました。

明日ニンニク臭いだろうなー、私。

早坂

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「ひょ・うた、・・・ん」 なんだか袋の文字もヘナヘナ~~としてます。

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神戸市中央区元町通1丁目11-15 TEL 078-391-0364
ぎょうざ(8個)・・・・・・370円

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コメント

なるほど こんなに こだわったところも
あるんですね 関西で 民民は いきましたが
そんな感じで 関西の方はこだわりの方
多いですね

そうですね。というか、こだわりを持った客がどうやら多いみたいですね。
もう一つ「赤萬」というぎょうざ屋があるんですけれど、ぎょうざ好きは「赤萬派」とここ「瓢たん派」に分かれているそうです。相手が自分と違う派だとわかると、ちょっとなんだか相手への親しみ度が微妙に薄れる・・とか。ま~些細なことなんですけれどね。

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