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以前の地下にあった古い店から北へ50m。さらし暖簾に踊る「哲粋」の文字！！

「いらっしゃい！」
→「中本商店」でお会いした時とまったく変わらない笑みをたたえ落ち着いた物腰のこの人こそ！！→「哲粋」店主、中谷哲也さんです。

ありゃ？こちらのお二人も丸坊主・・・・？？
「ボクはもうずっと昔から・・・店をはじめる前から丸坊主だったんですけれどもね。二人とも自分で丸坊主にしてきたんですよ。ボクが強制したわけではありません・・・ヾ(＾ｏ＾; 」
と中谷さんちょっと戸惑いぎみの弁。
うひゃ（＾O＾）そうなんだ～。しかも、この短い髪の長さにもこだわりがあるそうです。それは・・・けっして髪の長さが中谷さんをこえないこと。
よっぽど中谷さんを慕っておられるんですね。ここで仕事できてうれしい？
「はい。そりゃあもう・・・色々勉強できますし・・」
と手前の彼、嬉しくて崩れそうになる形相を引き締めながら答えてくれました。

さて、何を注文しましょうか・・・。まずは初めてのお店ですので、安いほうのコース料理でいろんな種類のお料理を試してみますわね。

付きだしは、湯葉と子持ち昆布。湯葉の出汁、いい味出ています。これは期待できそう♪

子持ち昆布。しゃきしゃきとした歯ごたえが、一足お先に数の子みたいですね。

んんん・・・イカの刺身に何か複雑な包丁を入れていますよ（●。●）

あ、ワタクシのでしたのね。明石の天然鯛と、手前の巴形になったのがさっきの剣先イカ。切ったあと左の指先で器用に巴形に・・・。くっ付いているのかと思いきや、箸でつつくと細い短冊にばらばらになっちゃいました（・。・？イカの粘りだけでこの形が保たれていましたのね（＾＾；

そして、天然のブリ！！ふわ～・・・脂が乗って、お～いしい。明石の海を今朝まで泳いでいた鯛も、噛み切れないほど新鮮！贅沢だわ♪

綺麗な魚・・・これなにかしら？
「ノドグロって言います」
あら赤いのにノドグロ？のどだけ黒いのかな？

串に刺して塩焼きにするんですね。目なんかキラキラしちゃって、生きてるみたい。

なるほど・・・串は3本。
2本くらいでいいや！なんてワタクシなんて思っちゃうんですけれど（＞＜）

お椀が運ばれてきました。何かしら～（＾。＾）

ぶり大根です。
「骨まで全部食べられますからね」
と仲居さんのお姐さん。・・・・ん？ぶりの頭の骨ってかたいですよね・・・

細かく包丁の入った大根が！焦げているわけではないのになぜか黒くなっています。
？？食べてみるとそこだけ醤油からいわけでもない・・・全体に味がたぷたぷよくしみて美味し♪

ぶり！！トロトロのお頭にほんのりゆずがかかって・・・んん～ん（～。～）
本当に骨も食べられるのかしら・・・ポリポリポリ・・・うわ（●O●）食べられる。カルシウムとコラーゲンた～ぷりだわ。
「3日かけて煮込むんですよ・・・」
とさっきイカを切っていた彼。
「最初に軽く焼いてお酒と水だけで2日かけて弱火でコトコト煮て・・・三日目に初めて出汁と薄口醤油とお酒を入れて煮るんです」
へ～そこまでして初めて骨まで食べられる柔らかさになるんですね～。

ああー（◎。◎； 信じられない光景が・・・ワタクシの大好物の白子があんなにたくさん！刷毛で優しく醤油を塗られてオーブンで焼かれてゆくーー

２つ、ここに来たわ。まさかまさか・・・・

やったー（＾◇＾V ワタクシのコースにもあったのね、白子の醤油焼♪

表面の醤油が焼けて芳ばし～！一味もピリッときいて、中はトロトロ。これっていいですね♪

酢牡蠣でしゅるんと口を清めて・・・もうひとつ残った白子の醤油焼を（＾◇＾）

あれは何だろ～（・。・？　アワビの貝殻に白いクリームのようなものを詰めています・・・

そう言えば、後ろや横から「和風コロッケ、和風コロッケ」と立て続けにオーダー入ってました！！
これがその和風コロッケ！中谷さんが鰹だしベースのソースをかけてゆきます。

おいしそ～（＞＜）つぎ来たときは絶対これだわ！
海老とマッシュルームと玉葱のベシャメルソースのコロッケで、とても柔らかいので半分をアワビの殻で覆って揚げています。うむむむむ。

八寸です。
蛸の柔らか煮。左のかぶらの下は野沢菜を山葵につけたもの。右は里芋と菜の花・・・

・・・そして蛸の刺身！すっぱい梅干のソースがたまりません！

誰かが、なまこ酢を注文していましたね～。

この綺麗な白身は何だろう・・・。ヒラメかな～？

ん、短冊に切った明石の天然鯛を大葉に巻きましたね・・・

と思ったら・・・天麩羅になってやってきました！右上のがそれです。
手前右はホクホクの紫芋（＾O＾）

しゃくっと牡蠣も隠れてます。これを揚げるのは一瞬でしたね。表面かりっと中はとろり。

岡山産の大きな椎茸。食べ応えあり。

イカの天麩羅。家でやると、おくさんっ！イカと衣の間に生焼けの衣ができてしまいませんこと？中谷さんのレシピ見ちゃいましたわ（＞＜）
反らないように包丁を入れたあと、粉をはたいてから溶いた小麦粉の中に・・・これってポイントかも。

さくっ！出汁がジュワ～。やっぱりポイントだわ（＾◇＾V

蕎麦でーす！何でもやっちゃう中谷さん。蕎麦もご自分で打つんですよ。いつ？何時から、蕎麦を打つんですか？
「4時半からです。会津産の蕎麦を毎日打つだけの分、自分で石臼で挽いています」
え？じゃあ・・・2時半に→「中本商店」のトラックが到着しますでしょ？もし何かで到着遅れてたら・・・も～オジサン、早くして～～！！って感じですよね。
「そんな感じですねー（＾＾）」

蕎麦を湯がくのは・・・一瞬。

でっきました～（＾O＾）
最後を香りのいい蕎麦で締めるのっていいですねー。

うわ！細くってザワザワ、冷たくっていいコシです。

ところで中谷さんのおすすめする美味しいお店、教えてください。
「北野坂に、かめよしって、亀に・・・下に加えるって書く・・・上が吉になっててその間になんか入って加えるって書く・・・
あ、なんかわかります！こんな・・・
・・・そう。それ、で亀嘉って読むお店があるんです。そこがおすすめです」

では、ザ・シェフリンク。次なるミッションは→→→北野坂「亀嘉」！！

ふ～お腹いっぱい（＠。＠）「中本商店」で立派なお魚ばかり買っていたからきっとお高いお店かと思っていたら・・・リーズナブルで大満足でしたわ（＾O＾）
中谷さんとみなさん、おもてなしありがとうございました～☆

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哲粋
住所 神戸市中央区中山手通1－6－7 マミークィーンビル1F（この→HPの地図をさらに北に50m行った東側にお店は移転しています）
TEL 078（391）6089
定休日 日曜日・祝日（定休日もHPと変わっています）
営業時間 18：00～24：00（L.O）

↑↑↑この日のメニュ～・・・み、見えない（・。・；　そこで4つ切りにしてポップアップ！！→一番上の段♪・二番目の段♪・三番目の段♪・一番下の段♪
ただしメニューは日によって変わります（＾◇＾V

今回のワタクシのお夕食は一番上の段に出ている、哲コースです。