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2007年8月10日

●“ザ・シェフリンク”第38弾!「吉兆」創業者湯木貞一のもてなしをめざして(その2)~芦屋大原町・魚料理「安愚楽」

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先回に引き続き芦屋は大原町、魚料理「安愚楽」です。前の記事見落とした方は→コチラ

\(^。^)/「安愚楽」といえばこれを食べないわけにはまいりません!鯛めし。
炊く前。鯛の目がキラキラ輝いています。今朝まで泳いでいた鯛です。

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うう~~。30分ほど、待つのじゃ(・_・; 忍耐、忍耐・・・。

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あ!キラキラといえばこのキラキラしたものは何?串がイッパイ刺さって・・・・(・。・?

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「太刀魚を白芋茎に巻きつけました」
と堂脇さん。太刀魚の皮ってまるでアルミ箔みたい・・・自然のものではなくて人工物に見えちゃいます。
巻物の両端から少し出ているのが、白芋茎

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焼き上がってきました。串を慎重に廻しながら抜きます。

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アッチッチ、と切って・・・(左の切れ端、コッソリお味見させていただいちゃった^◇^)

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盛り付け。これは私の右側のお客さんの分。
スポンジ状の白芋茎が太刀魚の旨味を吸って、これは美味!

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あ、今度は焼き魚かな?・・・待っている間も見ているだけで楽しいですね。

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焼けたものを二つに切って・・・何のお魚か聞き忘れちゃいました(><;

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菜箸を立てて盛り付け。焼く前は気づかなかったけれど、皮に細かく包丁入れていますね~。

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と、これは左隣のお二人づれ。上品な白髪のジェントルマンがオーダー。

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無花果ですね・・・。

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ええ?無花果の天ぷらですよ!!

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天つゆと大根おろしの美しい器に盛られて・・・

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あら?箸休め?
「これは何かわかりますか?」
とすぐ左隣のジェントルマンが・・・。海老の脚ですね~。
「そうそう。海老の脚ですよ」
と、ニコニコ。

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へ?ワタクシにも?
「無花果は花が咲かないのはなぜだかご存知ですか?」
さらに左のジェントルマンが・・・。これは、その方からのプレゼントでした♪
ええ・・・と、それは無花果が花だからですね。
「そう。花を食べてるんだよね」

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それでは、遠慮なくいただきます。
うわ~(^O^) 崩れそうなほど柔らか。プチプチした舌触りとほのかな甘味が上品な出汁とあいまって・・・しあわせ~。

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鯛めしが出来上がってきました。米がピチピチと立っていますよ!!

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柴田さんが目を皿のようにして骨取りをしてくださいます。鯛の骨は硬いですからね。どんな小骨さえ見落とすまいと、時間をかけてじっくりと丁寧に。
「ここは、こうやって骨を取ってくれるからいいんだよね~」
「そうそう」
と左隣のお二人。

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骨取りが終わって・・・さあ、よく見ていてくださいね・・・

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・・・見事なおこげ!なんて芳ばしい香でしょう(^O^)

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お味噌汁も出来上がって・・・

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鯛めしをつぐ柴田さん。真剣な表情です。その隣では堂脇さんが青ゆずを細かいおろし金ですっています。なんだか仲がいいですね~。

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茶せんで青ゆずをお茶碗に・・・

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お食事の出来上がり~。茄子のお味噌汁香の物

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ご覧ください。この見事なおこげ。これを裏返せば、鯛のほぐし身がびっしり・・・。
ところで・・・今にして思えばこの土釜の鯛めしって、二人前。ワタクシぱくぱく食べちゃいましたけれども、お隣さんにもお分けすればよかったー(><) だめですね。気がつかなくって。ごめんなさい。

ところで堂脇さん。堂脇さんのおすすめのお店はどこですか?
「有馬に、“むら玄”っていう蕎麦屋があるんですよ。古民家を改装した。そこの蕎麦は美味しいですよ~」

それでは次なるワタクシのミッションは、有馬の蕎麦屋「むら玄」!!なんだかすごそうだな~。

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堂脇さんと柴田さん。素晴らしいお料理の数々ありがとうございました。お隣のAさん、無花果とてもおいしゅうございました。同席くださった他のお客様も、和気あいあいとなごやかな夕餉をともに楽しむことができました。感謝いたします。

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安愚楽
芦屋市大原町8-2 ラフィーネ芦屋B1
TEL 0797(21)6162
営業時間 17:00~23:00L.O
定休日 火曜日
予約がベター
ご予算
下戸のワタクシ・・・6,000円
一般の方・・・・・・・7,000円~10,000円

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コメント

鯛めしがすごく美味しそう。贅沢な料理ですよね~。

鯛めし、ウマソー!食べたくなってきたゾーって
さっきまでビーフ食べたかったんだけど(^^;)

下戸のワタクシ、お得ですね(笑)

☆くにさん

確かに贅沢なお料理ですよね~。あんなに立派な鯛が影も形もなくなっちゃって御飯の脇役に・・・。
刺身で姿造りさえできそうな鯛でしたのよ(●。●)

☆ロレンスさん

鯛めし、この御飯の炊き上がり。ぜひポップアップでご覧いただきたいわ♪ピチピチ、つやつや、透き通った御飯が立ってるんです!!美味しかったー!

下戸のロレンスさんに、なってみられますか?(^^;

鯛の身の厚さがよくわかりますねぇ~。梅雨時の産卵期を終えて、
再び太ってきましたね!
それにしても鯛めしって、調理よりも炊き上がってから身をほぐすほうが
ほんとに大変です(笑)。

太刀魚のズイキ巻き、私もマネしてみたくなりました♪
あと小さな焼き魚。何でしょうね?ひかえめな身の厚みと、皮目に
包丁を入れて焼いたところを見るとイサキかな???

☆つきじろうさん

な~るほど!(●。●)これは産卵期の忙しい時期を終えて太ってきているのですね!
やけにでっぷりしてるので、土の釜に押し込められてこうなっているのかと思いました。面白いですね。魚で季節がわかる!
身をほぐすの、柴田さん本当に真剣でしたよ。小骨が刺さった!なんて客に言われたらオオゴトですものね。

太刀魚の芋茎巻き、むずかしそ~。金串で刺しているだけかと思っていましたが、写真でよく見ると細かいところは竹串でも刺しています。恐らく焼くときにそれは抜くんでしょうね。この後、堂脇さんは50センチほど上から塩を振っていましたので家でやるとすればこの工程は・・・やはり風呂場かな(^^;
つきじろうさんがチャレンジしたらぜひ見たいです~。

おひさしぶりです!
和食いいですね♡
最近スイーツよりも「ごはん粒」が大好きになってきました
鯛めしのごはんのにおいが漂ってきそうな画像☆゚.+:。☆
はぁ、おいしそうです

☆いぬこさん

おひさしぶり~(^O^)
「ごはん“粒”」が好き♪その感覚わかります。美味しい御飯はふっくら、粒がしっかりしてますものね!鯛めし、また食べたいです~。
うふっ。スウィーツも・・・。

板前さんたちのシリアスな表情が、
夏休みの図画工作研究をしているチビッコのようでかわいらしいですわね☆
こんなに一生懸命作ってくださるとお味のみならず、
その想いもフィーリングして
いつも以上に美味しくいただけそうでございますわ!

☆華麗叫子ひめ

まぁ~(^^;叫子ひめにかかると、板前さんも可愛い小学生のちびっこにされちゃいましたわね!(><)
確かに、一椀入魂ともいえる真剣さでワタクシのために御飯を炊いてくださってのは、この方たちがまったくのはじめてですわ♪

いやぁ~ん。
鯛ごはんのおこげが美味しそうで、ついおヨダが・・・
鯛ゴハンは好きで自分でもよく作るほうだと思いますが、やっぱり、作って出してくれるのが一番!と思う種類の料理ですね。
美味しそうな匂いを我慢しながらあの骨をとりきるには『忍』の一文字しかありません。
柚子の香りも素敵ね~!
あああ、鯛ご飯、食べた~い!

☆midoriさん

いやぁ~ん。
私もまた食べたく・・・おヨダが・・・あ!!そうか~いつもいつも自分が食べるわけではない炊き立ての鯛めしの骨取りをしておられる柴田さん。ぐぐぐっとこらえておられるのかしら(><;
あの湯気の中で黙々と骨釣りをするのは「忍」の一字なんですね。わかりました!柴田さんに御礼を言わなくっちゃ。

柴田さーん!ありがとうございま~す\(^O^)/

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