●【ザ・シェフリンク再訪編】人のぬくもりを感じる南フランスの郷土料理~神戸・中山手通「レストロ エスパス トランキル」
雪になりきれない氷雨の、時折ちらつく神戸。今日は、光を求めて・・・南フランスはプロヴァンスとバスクで修行した加古 拓央シェフのお店。神戸は中山手通→「レストロ エスパス トランキル」 を再訪しまた。
テーブルに着いたとたん、雲が切れて薄い冬の日が差し始めました。
去年、加古シェフはフランスのさまざまな郷土料理をひと月ごと地方を変えて紹介していました。1年、いかがでしたか~?
「いい勉強になりました・・・」
今年はもう行くところがなくなっちゃったのでおなじみ加古シェフのお料理、プロヴァンスとバスク地方に戻ってきました~☆
アミューズ。チーズを練りこんだシューです。
今日のチーズ、ワタクシ好みの味ですわ~♪・・・日によってチーズの調合は変えてあるそうです。
窓の外はすっかり葉を落とした木と元気なハーブたち!
カラフルで素朴な前菜で~す(^◇^)
左上から時計回りに~人参のムース・白金豚と鶏肝のパテ・川津海老のフリット・自家製スモークサーモン・ゆで玉子と自家製マヨネーズ・カリフラワーのキッシュで~す。
まずは当然、フランスの田舎パテから・・・鶏肝のコリコリした感じを少し残してあって美味し~(^O^)しかも、上に数粒のった岩塩がパテを引き立てています!
やっぱりスモークサーモンは絶対自家製ですね!もう、こうやって口に近づけただけでもフゥッワっとスモークのいい香り♪
生の部分とスモークで乾きかけた部分がいい感じにお口の中で混じります。そしてプッハ・・・スモ~ク(~。~)
川津海老。あなたまだ明石の海にいるのね~(^。^)
あっさりとしたカリフラワーのキッシュ。
天然酵母のパンが出てきました。
酸味のきいたがっちりとしたパンです。オリーブ油とあいますね~☆
さあ!!できてきました。本日のメイン ディッシュ(^◇^m よもぎパンじゃあありませんよ(><; いったいなんでしょうか!
こっちから見るとこんな感じです。この緑色はワカメと青海苔です。それを塩と卵白で混ぜて仔羊の肉を包んで焼き上げました~\(^◇^)/
「切り分けてまいりますので少々お待ちください・・・」
お肉用のナイフとフォーク。パンも前菜用のがっしりしたものからオリーブ油を練りこんだ柔らかめのものに変わりました。
完成~!!美しいです~(●。●; これが本当にさっきのあれ?
このピンク色の柔らかそうな肉!紅色のソース!色鮮やかな付け合せのお野菜!セミドライトマトの下には円柱に切ったじゃが芋と白いソース。左上の長方形に切られた緑の塩の皮はm(。。)m塩辛いので食べないように(^◇^)
それでもその緑の塩の皮をほんの少し乗せて食べてみたい~(^O^)/セミドライトマトと円柱形のじゃが芋もほんの少し乗せて・・・(◎。◎)ジュワッとまろやかな肉汁が・・・。そっかー。塩で包んで肉汁を逃してないんですものね!さらなる驚きは、紅色のソース!トマトにあらず、赤ピーマン!!
甘くってピーマンの芳香もしっかり。おーいし~☆
これこれ。赤ピーマン。かなり肉厚。甘いです。
んん~おいしいー。お隣のテーブルの若いマダムが
「ここはほかにはないフレンチを食べさせてくれるから、ときどき来るんですの」
と言っておられました。そうそう、そうなんですよね。
デザートは紅茶のゼリーとフレッシュ苺・マニゲットのアイスクリーム。
苺が小さいにもかかわらず真赤!甘いだけではなく、しっかり酸味もあったのでお尋ねすると・・・
マダムのご実家の近所の畑で作られている苺。名前は分からないそうです。今朝できるだけ赤いものを採ってこられました(^。^)まさにフレッシュです!
美味しさってブランドじゃあないんですね(><)
紅茶のゼリー、生き物みたいにふるふるふる~んとしています(^^
そしてマニゲット。カメルーン産の胡椒なんです。つまり粗挽き胡椒入りのアイスクリーム。意外な組み合わせが胡椒のマイルドさで最高の組み合わせに!!
コーヒーと一緒に日向ぼっこ(~。~)
あれ!?壁に字が・・・前はなかったですよね。有名な方のですか。
「はい。そうです。パリでも・・・世界的にも有名なシェフです」
と加古シェフ。 イナキ(・。・? 日本人なんですか?
「いえ、それはファーストネームで名字はスイジピタルテさん。バスク出身のフランス人です」
「この人です」
へ~(◎。◎)フィガロ ジャポンでパリのシャトーブリアンのシェフとして紹介されていますよ~!
「去年パリに行ったときに出会って、フランス料理に対する考え方がボクとほとんど同じだったんです。波長も合うし・・・神戸に一週間ほど滞在していかれました。そのときにサインを書いてくれたんです」
「えーと、えーと・・・」↑ご存知、加古シェフです。
それは何ですか?
「有機農法で作った野菜をいろんなシェフが料理するっていう本ですけれども・・・ここにも出ています」
あ、ほんとだ~。
「だからパリでボクとイナキのコラボでディナーをやったんですよ」
ええ!(●。●; それってすごいじゃないですか!↑ポップアップしていただくと・・・KAKO chef a Kobe って書いてますね~(^◇^)わ~私まで嬉しくなってきましたよー!!
今日は温かい日のもとで、人のぬくもりを感じる素朴な南フランスのお料理を楽しませていただきました。
満面の笑顔でサービスをしてくださった(左から)西村さんと泊さん。せっかくなのでお店の外の日の当たるハーブの植え込みの前でお写真撮らせていただきました。加古シェフのもとで楽しくがんばってね~☆
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レストロ エスパス トランキル
神戸市中央区中山手通2-18-1
TEL: 078(262)8109
営業時間 12:00~14:30
18:00~21:00
定休日 木曜日、金曜日ランチ
コメント
早坂さん、以前の記事を見てから、このお店すごく気になっていたんです!再訪されたのですね~!お料理が結構独創性が強くて、自家製のものがとても多いですよね~!
個人的には自家製酵母のパンはじろじろ見てしまいますね ^^
やはり、一度行って確認してこなくちゃ~
Posted by: kn_der | 2008年2月16日 10:24
前菜が綺麗ですね。
可愛い家の小窓から、楽しそうに外を覗いている妖精みたいで可愛いです。
お肉はガッツリとしていますし、イチゴのアイスクリームなんか、ヒナタぼっこしているようで、気持ちが和らぎます。
(写真の撮り手がいいのかな?)
今回は私にとって心の安らぐ料理でした。
ご馳走様です。
(何か食べた気分になってます)
Posted by: やじきた | 2008年2月16日 20:32
神戸新聞の三宮サイトを見て、アクセスさせていただきました。
この手の情報に関しては、圧倒的に女性軍に勝ち目があるなーと、感心しながら楽しませていただきました。
料理写真もさることながら、若い二人の笑顔がいいですね。ちょうど、『調理場という戦場』斉藤政雄著の本を読み終えたところで、よけいに調理に対する姿勢に敬服いたしました。
Posted by: ファルコン | 2008年2月17日 11:18
もちろん、田舎パテからですよね~~~!
美味しそうだぁ~~~!
本当にこの手のお料理には目がない。のに、最近縁がない・・・(涙
田舎パテ食べさせてくれるお店を選んでいかなくちゃいけませんね~~。
ヨモギパンが出てきたと思ったら次の瞬間にはジューシーそうなお肉(しかも羊!)が出てきて、一瞬何が起こったのか戸惑いましたが・・なんと美味しそうな調理法なのでしょうか!
閉じ込められた肉汁がジョワッ!と出てきたところで思わずおよだが…
塩釜蒸しって、、本当、一度作って思い切り(飽きるまで)食べてみたいですワン。(笑
Posted by: midori | 2008年2月17日 22:33
☆kn_derさん
そうそう!スローフード的手作り感の強い力強い南フランスの素朴なお料理ですよ~(^。^)再訪いたしました~☆
天然酵母パンも少し酸味があって体に良さそ~って思っちゃいました♪
いつもあるのかはわからないんですけれど、ぜひぜひ確認してきて~\(^O^)
Posted by: 早坂 | 2008年2月20日 10:45
☆やじきたさん
よかった~(^◇^)食べたような気になってくださって♪
やっぱり美味しいものは、みんなで分けっこしたいですぅ~(^。^)
お肉もガッツリ!でも美味しいかったからもう一皿追加したいくらいでした(^O^)/
アイスクリームも粗挽き胡椒がいい感じなんですよね~。不思議と合ってるんです♪
Posted by: 早坂 | 2008年2月20日 10:57
☆フォルコンさん
はじめまして!ファルコンさん~☆
うひゃ(><)なんせ食いしん坊ですので(^◇^m
西村さんと泊さん。加古シェフからいろんなものを・・・南仏の空気も含めて吸収しているって喜びに満ちていましたよ♪
Posted by: 早坂 | 2008年2月20日 11:26
☆midoriさん
そう!田舎パテからです(^O^)あれは美味し~♪
私もヨモギパンがあんなふうに変身するなんて!!かなりビックリしました。あれは同一人物(←人か~?)
もう、お肉のお汁がジュワ~ンでした。ムカシのお料理を研究している人から昔聴いたのですが、卑弥呼の食べたお料理に、海草で真鯛をグルグル巻きにして塩蒸し焼きみたいにしたものがあったそうです。それも美味しそ~(@。@
Posted by: 早坂 | 2008年2月20日 11:34